文学

スターには早すぎる

一方、半年も前のエントリにスターを打つid:kanoseみたいな人もいた。マタローさんソフトバンク辞めてたんですか。 ないた あかおに (絵本・日本むかし話)作者: 浜田廣介,池田龍雄出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1965/12/10メディア: 単行本購入: 3人 クリ…

amazonでは遅すぎる

水村美苗「日本語が亡びるとき」は、すべての日本人がいま読むべき本だと思う。 - My Life Between Silicon Valley and Japan Twitter / Mochio Umeda: はてな取締役であるという立場を離れて言う。はてぶのコ ... 梅田望夫さんの発言があまりにも問題な気が…

「エル・ドラドのスローカーブ」くらいよう言わんか

Pittsburgh Post Gazette: Kuwata's sushi-ball has the raw material On Off and Beyond: 日本は世界のブラックホールか桃源郷か 「海の向こうにもうひとつのベースボールがあった」と言ったのは元ヤクルトのボブ・ホーナーですが、彼に「赤鬼」なんていう…

亀田親子と「迷惑」

http://www.youtube.com/watch?v=ly2-qjCWLZ0 「コンビニにたむろするガキと同じでウザい」という観点で態度を批判するやくみつるに対し、亀田父が「迷惑かけなければいいやないか」と反撃する図式ですが、この「迷惑かけなければいい」というのが亀田親子に…

ポッカリあいた心の穴を少しづつ埋めてゆくんだ

先日用事で東横線に乗っていた際のこと。近くに某義塾大学の女の子の集団がいて、友達の彼氏がどうのこうのといった他愛ない内容の会話をしているのが耳に入って、その中にちょっと面白い表現が。 「あたし、心の穴を埋めてほしいんだよねー。誰か埋めてくれ…

高橋源一郎とはてな記法

はてなダイアリー日記 - ウクレレのコード譜を簡単に表示できるウクレレ記法 ウクレレ記法ってどっかでみたことあるなあと思っていたら、高橋源一郎の小説(たしか『優雅で感傷的な日本野球』か『ゴーストバスターズ』だったと思うが)で唐突に中島みゆきの…

エイプリルフールが来れば彼女は

今年の「エイプリルフールだったら良かったのに大賞」は、まず間違いなくコレではないでしょうか。 テレ玉ホームページ 埼玉人の誇りと伝統である十万石まんじゅうや益子焼窯元共販センターのCFがこのゆるキャラに駆逐されてしまわないかと心配でなりません。

「エルサレム」を持たない日本

編集人の勤め先は比較的大きな通りに面していることもあり、左っぽい団体の方々と右っぽい団体の方々の双方が賑やかに音楽を響かせて付近をご通行になるんですが、特に左方向の方々の中にマイクで反戦メッセージを一席ぶった後にやおら生歌で歌い出す方々が…

お約束ですが

アンドロイドは何の夢を見たというのか? スラッシュドット ジャパン | P.K.ディックに似たアンドロイドが行方不明 PKD型レプリカントが逃亡 - Engadget Japanese アーサー・C・クラーク型にしとけば、いかにも壊れなさそうだし盗まれたときも代わりに本人…

雅やかな愛の戦士たち

Yahoo!ニュース - 共同通信 - 「懐妊発表、日本に驚き」 ワシントン・ポスト紙 まあ何が驚きかって問われれば歌会始で秋篠宮夫妻が揃ってコウノトリの歌を詠んでいたって話で、いやー歌で兄貴に対するアテコスリとは雅ですなあ、とある意味秋篠宮というか宮…

未来っぽい話と言えば

編集人は前世紀から「道がミウラ折りになって…」という書き出し(どんな道だよ)で始まる小説を書きたいとずっと願っているのですが、21世紀になった今もそれは果たせぬ夢。読者の皆様にこの書き出しをお譲りしますので、ご希望の方はご連絡を。

Duel Must Go On

ライブドアをめぐる騒動を眺めて改めて思うのは、かつては極めてエキセントリックな人種だけに許されたプロレス的な言葉とか仕掛けが一般化したというか、有効かつ理にかなったメソッドとして定着したんだなあ、ということ。前にも書いた旧×箱の大浦博久が吐…

格付けにも格というものがあるby園川一美(嘘)

殿下執務室by有芝まはる殿下の「偉人百選」が面白かったのでトラバ。各国のテレビ局が視聴者からの投票で自国の偉い人を100人選んだ企画のWikipedia記事なんですが、イギリスは偉人に限らず映画やら音楽やらで同じようなランキングものの番組をよく作るよう…

非モテとクリスマス

ヤバい!珍しくバタバタと立て込んだ用事を片付けていたらクリスマスだというのに非モテ系のネタを振り忘れてしまった…って特に振る必要もないわけですが。イヴは前のエントリに書いたように栗コーダーのライヴ、クリスマスは大掃除と有馬記念で大騒ぎでモテ…

病としての隠喩

広島の少女殺人事件の容疑者が取り調べの序盤で「悪魔が自分の中に入ってきた」と供述したことがずいぶんと叩かれていたが、これは個人の性質どうこうもあるけど、いろいろな面で文化の問題だよな、という気がする。 ひとつ思うのが、これは翻訳の悲劇っぽい…

キャラクター流るる果てに

ちょっと忙しくしているスキに タリウムの少女、フラれて殺人少年と 濃ゆい犯罪が相次いだわけですが、 新しくて若い犯罪のはずなのに印象としては何故か 「ベタだなあ」と思ってしまう部分がある。「科学部員はマッドサイエンティスト」なんて あなたは80年…

奥田経団連会長はムー大陸の夢を見るか

タイトルに深い意味はなし。 総選挙がらみの論考でちと面白いものを見つけたのでご紹介。Click opera - The old-fashioned future書いてるのはNick Currieというドイツ在住のスコットランド人で、 ミュージシャンのかたわらHotwiredなんかでライターもやって…

正義と真実の人

選挙カーに加え、運動会もやっているうちの近所は スネークマン・ショーの「正義と真実」みたいなことになっている。「○○党の××でございます、よろしくお願いします・・・」 「障害物競走、△△自治会が現在2位です!がんばってください!」 「ありがとうござ…

モヒカン族

ここのところしばらくはてな方面で流行りのモヒカン族をウォッチしてたんだけれど、 「モヒカン族」という概念にピンと来る人は来る人なりに、 来ない人は来ない人なりに面白いネタが書けるところが魅力かなと。 ちなみに発祥はここで、 ヨシダアミ氏の明解…

引き続きBook Baton(その2)

昨日の続き。3:最後に買った本(既読、未読問わず) ●ポール・オースター(飯野友幸訳)『壁の文字―ポール・オースター全詩集』 先日新宿のジュンク堂で購入。ほぼ未読。 オースターの詩は結構前から読もうと思いつつ果たせていなかったので。 関係ないけど飯…

引き続きBook Baton(その1)

今度はstelaroさん→Sazziさんというリレーで ブックバトンがやってきた。 前走者のふたりも言ってるけど、本は話すと長いよなあ・・・。 マンガバトンというのもあるので、今回は極力文学中心のお話で。1:持っている本の冊数 弟の持ち物とか親のものを私物化…

老後の楽しみ

老後はこれを翻訳しながら過ごそうと考え、 まず1〜3巻まで購入したんだけど、 ヤバイ、激しく厚い。 しかもよく考えたら1巻で2年分てことは 最終回まで行くには25巻くらい必要。ヤバイ。 老後と言わず今からでも訳していかないと 死ぬまでに全訳できないこ…

『GTA3』の有害図書指定ってどうよ

GAME Watch: 神奈川県が『GTA3』を「有害図書類」指定へ国産の『バイオハザード』だと角が立つんで、 まずは洋ゲーでご機嫌をうかがってみたというところか。 メリケンのブロガーをダマして 「FPS大国アメリカに対する重大な挑戦」 「GTAは自由と民主主義の…

1・2・3!

今年のE3は鉄火場というか誰の目にも見所満載だなあと 始まる前から思っていたのですが、 Xbox 360、プレステ3、レボリューションそれぞれの仕掛けを見て 「面白いけど、何か物足りないな」と思う部分もあって、 何が足らないのかと思っていたら 下の記事を…

ナムコバンダイとかタカラトミーとか

って何か違和感ある件について。プロクター&ギャンブル(P&G)とか ヒューレット・パッカード(HP)とか 欧米では創業者の名前を並列しただけの企業名は一般的で、 合併してもAOLタイムワーナーみたいな 足し算式の企業名で全然OKのようなのだけれど。日本…

神でなく、王でなく

こないだ先生が首吊りした小学校は、 「同級生の親父さんが3月まで校長だった」 という微妙に近い関係にある編集人です。こんばんは。そんな縁も踏まえつつ、 吾妻ひでお『失踪日記』読了。 吾妻ひでおと言えば、この本にも描かれている 1回目の失踪のおかげ…

ぼくらの焦土作戦(下)

さて、ネタを寝かせている間にリアルの焦土作戦がえらいことになってきて、 続きを書く気が大分失せたわけですが。でもまあ一応オチを付けておくと、 ネットのトレンドが2chのような隔離された中の自由さから ブログのようなタガの外れた自由さに向かってい…

ぼくらの焦土作戦(中)

続き。「失われた10年」世代が「破壊」に惹かれるのは よく言われるように「がんばっても先に夢がない」という現状もありますが、 それ以上にゆとり教育の失敗に対するルサンチマンとか 経過の問題も大きいように思われ。 少し前のホームレス暴行殺人とか こ…

ぼくらの焦土作戦(上)

by宗田理みたいな本誰か書かねえかな、という件について。 別に宗田理じゃなくてもいいんですけど。ライブドアvs.フジの問題は「新旧」の対決のように言われるけども おそらく両者への支持層というのはキチンと新旧では割れなくて、 各世代が別の世代をどう…

マーク・トウェインvs.ロバート・フロスト

思いがけぬところから登場したネタ画像。先週サンフランシスコでやってたGame Developers Conference 2005で ウィル・『シムシティ』・ライト、 ピーター・『ポピュラス』・モリニュー、 クリント・『スプリンターセル』・ホッキングの3人が 「エミリー・デ…