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日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) - ITmedia News
Web、はてな、将棋への思い 梅田望夫さんに聞く(後編) (1/3) - ITmedia News
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404 Blog Not Found:梅田望夫は「残念」なただ一つの理由

ネットは何かを加速してくれたり、思わぬ出会いをもたらしたりします。でも、生きるということは、ネット回線の向こう側にいる人間とのリアルで生臭い付き合いの中にしかないような気がしています。IT戦士はネットの力だけでは、決して幸せになれないはずです。
(岡田有香『ネットで人生、変わりましたか?』P.9)

日本のwebは「残念」だと思っている梅田さんにとって、インタビュアーではなくweb上の存在としての岡田有香はどのように映っているのだろうか、あるいは見えていなかったり、見たくもない存在なのだろうか、と思ってみたり。
「素晴らしい能力の増幅器」たるwebを「上の人」の流儀で使うことで、もっとすごい所へ行ける(or連れていってもらえる)と考える梅田さんに対し、「上から下まで開かれている」と切り返すユカタンは如何にも「日本的なweb」の側の人で、彼女がそうなるのは自然だろうと思うんですね。「日本的なweb」に関わることで能力を増幅させたことにかけては最大限の成功を収めたひとりであるわけですから。しかも、ユカタンは好き好んで梅田さんの嫌いな「下」へ行くわけです、ネギとか振りに。そんなユカタンを目の前にして、梅田さんが「日本的なweb」を真っ向から否定するという画が、どこか可笑しい。見えていないのか、見たくないのか。そして、心なしか岡田有香の方が自由で、webというものを楽しんでいるように見えてしまう。
6年前のクリスマス、暗いアパートの一室で線メリを抱きしめていた新人記者が、ジャーナリストの大先輩である鳥越俊太郎をwebから叩き出し、今はwebの大先輩である梅田望夫に襲いかかろうとしている。彼女の強まり方たるや「webってすげえな」と言わせるに十分だと思うのだけれど、梅田さんにとっては違うのだろうか。「アメリカ的なwebの世界なら、岡田さんだってもっと遠くへ行けたんだ」と、「残念」な思いを抱いているのだろうか。
 

ネットで人生、変わりましたか?

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