1991年からの宿題
とあるブックオフで、前に持っていたわけではないのに懐かしいジャケットのCDを見つけた。Nav Katze（ナーヴ・カッツェ）の『歓喜』。多分1991年のことだと思うが、「MSXファン」のコラムでこのCDを横川理彦氏がずいぶん推していて気になっていたのだが、ついに15年経つまで手にすることがなかったのだ。ずいぶんな宿題のぶっち切りようであるけれど、実際91年頃は夏休みの宿題とかをぶっち切っていた覚えがあるので無理からぬ話ではある。
一緒に売りに出ていた『Nav Katze 1986-1987』とともに購入して、じっくり聴いている最中。ZABADAKに代表されるような文科系バンドの匂いを漂わせつつ、PUFFYを10年先取りしたような軽いロックも芯に残している感じが独特なんだと思う。メジャーデビューが91年の『歓喜』だからいわゆるバンドブーマーと言っていいのだけれど、結成は84年というからブルーハーツより1年先輩で、そう考えてみると中島みゆきとか谷山浩子といったポプコン世代とのはざまに生まれた新種と言うとしっくり来る音かも。
