ユッキー引退によせて

岡部幸雄引退。

シンボリルドルフを生で見ていない競馬ブーマー世代というのは
従来の記録をすべて塗り替えていく武豊
自らの競馬的成長を重ね合わせている部分があって、
岡部という人は「やがて超えるべき父性」と言うべき存在だったように思うわけです。
すごい人物であることは理解できるけども、
ユタカのライヴァルや競争相手とは見ていなかった。
どうせいつか超えるんだから、と。

ポスト岡部と言われながら先に引退した的場均のように
余力を残してすっと道を譲るのがモダンな父性なんでしょうが、
そこで岡部がギリギリまで抵抗するしたことは
バブル崩壊後へたれていた「子」たる競馬ブーマーに対する無言の叱咤だったように思え、
ここまで惜しまれるのではないですかね。

ありがとうユッキー。
普段は「どうしてアズマイーストの主戦は東信二じゃなかったのか」とか
くだらないことを吼えている私ですが、
今日はお礼を言わせてもらいます。