これもhappy little happeningと言うべきか
ニコニコ動画(β): 「ボブの絵画教室」神秘的な山 1/3
何でだかよくわからんけど、ここ数日ニコニコ動画を中心にボブ・ロスが時ならぬブーム。昔BSで見ていたときは吹き替えばかりだったので今回YouTubeで吹き替えなしのバージョンも見てみたら、ボブの地の語り口は吹き替えよりかなりスイートで、いかにもアメリカンな印象だったジョークも結構自然ですね。前にも書いたゲーム化の話は一旦開発会社がサジ投げちゃったらしいですが、版権持ってる会社はまだ終わらんよ!と言ってるそうなので、この極東におけるブームが少しでも後押しになって欲しいところ。
で、ニコニコ動画見てて思ったんですが、このサービスってYouTubeにパラサイトしてるサービスでありながら、時間の過ごし方として見るとちょっと質の違う娯楽になってるとこが面白いですね。(日本人の使い方、という断りは付けたほうがいいでしょうが)YouTubeは一種のオンラインストレージというか「たぶんあの動画あるだろ」と昔のデータを覗きに行くサービスになっているのに対して、ニコニコ動画はリアルタイムでコメントが書き込まれていくので、時間が経つことによってコンテンツの質が変わってしまうためにライヴ的な臨場感があって、実は旧来のテレビ的な、ユーザーを釘付けにするところに醍醐味があるんじゃないかと。ほんのわずかに後発で出てきた同種のサービス、はてなのRimoが「いつ見てもまったり」な、多分アメリカ人的なYouTubeの使い方を強調したような方向に行ったのと真逆なのも興味深い。
問題はコメントが付くことによってコンテンツが面白くなる一方で、付きすぎると2chの実況テイストが強くなりすぎて劣化する危険も高くなる点で、欲を言えば見たくない書き込みをユーザー別にNGにできるとか、もしくは検索時にコメント数で絞り込めたりするともっといいんですがねぇ。
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