ひかりあれ

YouTube: 地球発19時「追跡! ドラクエ新作−ファミコン界の謎−」

ITmedia +D Games: 「ドラゴンクエストIX」ニンテンドーDSで登場
何日か前、何故だか急に『ゆう坊の虹色ディップスイッチ』(堀井雄二が雑誌「ログイン」で86-88年に連載していたコラム)が読みたくなってAmazonで検索してみたりしていたのだけど、虫の知らせだったか。
DQ9があえて据え置き機を捨ててDSに行くこと、そして「堀井節」と呼ばれる、英語に翻訳できない種のセリフのうまさを味わうRPGスタイルを捨ててアクション性の強いゲームを選択した決断の裏側はなかなか図りがたいものがあるが、実は堀井雄二がゲーム業界に入るきっかけになったのが「ラブマッチテニス」というテニスゲームを自分でプログラムしたことだったわけで、「ある意味では原点回帰じゃねぇか?」という気もしなくはない。
大昔読んだドラクエの制作現場を描いたマンガの中に、DQ3が出たことについて「スターウォーズみたいですね」と言われたことに対し、(マンガ内のキャラの)堀井雄二が「げー、あと6つも作るのかよ!」というリアクションを返す場面があったのを思い出す。DQ9は奇しくもその「6つ目」にあたるが、実際問題としてDQ9が最後のナンバーDQになる可能性はかなりある。というか、少なくとも「堀井雄二すぎやまこういち鳥山明ドラクエ」としては最後になる可能性が高いのは確かだろう(堀井52歳・すぎやま75歳・鳥山51歳)。そこで全く新機軸のものを出す意味は「最後だからどうせなら新しいものを」なのか、「自信があるから変えても問題なし」なのか、ゲーム自体ももちろんやってみたいけれど、後で堀井雄二にもう一度「虹色ディップスイッチ」のようなかたちでゆっくりと語ってもらいたい気がする。そしてドサクサにまぎれてWii欲しい!と言ってみるテスツ。
 

虹色ディップスイッチ―ファミコン業界クエスト (Login Books)

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