死せるボブ・ロス生けるナードを走らす

ニンテンドウファナティクス」さん経由で見つけた物件。
Kotaku」というゲーム系のニュースブログで
ハロウィンに引っ掛けたコスプレ写真コンテストの記事があるんですが、
そのエントリーの中になんとボブ・ロスのコスプレしてる人を発見。

ボブ・ロスって言われても知らない人には何のこっちゃでしょうが、
"The Joy of Painting"(邦題はたしか「ボブの水彩画教室」)という
軽妙なトークを織り交ぜつつ30分番組の中でイラストを1枚仕上げるという
とんでもない絵画番組をやってた人です。
日本ではNHK-BSの昼間の時間帯とかで放送されていたので
それほど誰でも知ってるというわけではありませんが、
ボブを知っているもの同士の連帯感というか
シンクロ感はかなり強いものがあります。
ボブ好きの共通点とか分析すると面白そうですけど。

日本でのボブ効果の産物というと
田丸浩史の漫画に出てくる「上下ワシントン」というキャラくらいしか
パッと浮かぶものはないですが、
さすが本場アメリカは違いますな。
ボブ・ロスのコスプレする青年の存在もスゲエけど、
それをボブ・ロスのコスプレとして紹介するブログがあるという
事実もまたスゴイ。
ボブがナードの血肉となり文化となっている証拠ですよ。
でもあえてこのコスプレ青年にケチをつけるならば、
なんか胡散臭さが足りないよな、とは思いますが。
「木の幹にはバンダイキ・ブラウンを使います」なんていう台詞が
スッと出てきそうなオーラがないというか(無理言うな)。
英語版Wikipediaのボブ写真でも見て精進して欲しい。

ボブ・ロスは10年前に52歳という若さで亡くなってしまったのですが、
流石に目をつける人がいて、日本版のDVDも昨年カットされた模様。
でもやっぱりボブには昼下がりのBSが似合うなあ。