ブログと総選挙(その1)

受信ばっかというのも何なので、
一応当ブログらしい総選挙ウォッチのまとめの発信をば。

今回の選挙はブログが軌道に乗って初の選挙ということで
ブログの影響力が注目されたわけだが、
期待されたような大きな力、つまり
「選挙結果を大きく変えるような力」に関しては
今回の選挙にもたらさなかったと言っていいだろう。

ここ2年ほどのブログの普及によって
これまで技術的な壁(HTMLやらFTPやら)によって
ネットに出て来られなかった人々が
プレイヤーとして参加してきた意味は大きいのだけれども、
それではこと政治という一問題について
論議が深まったかというとかなり疑問と思われ。
ブログという仕組みがユーザーの政治意識を直接磨きはしないし、
政治の専門家を大量に招き入れたわけでもないのだから。

公職選挙法のからみもあって
アルファブロガーほど動きが慎重だったこともあり、
今後の展開についてはともかくとして
今回の選挙にとってのブログとはニュースの鏡であり、
サプライズにはなりえなかった。
中華キャノン田代キャノンもなし。

ただ、ミクロの視点で見れば
今回の選挙を象徴するような動きを
数々のブログの中に見ることはできたし、
ブログの未来を垣間見せる事象も目にした。

稿を改めて、少し実例についても書いてみようかと。