嫉妬2.0とか陰口2.0とかの行方(stub)

1月9日のしなもん日記梅田望夫氏(id:umedamochio)がコメントしてるのを見て、今流行りの「トラックバック文化圏」(絵文録ことのは)の延長ですがネットにおける派閥性は今後どういう方向に向かうのだろうとつらつら考え中。
例えばしなもんと梅田氏と言えばどちらもはてなを代表するビッグネームで、本人(本犬)たちの意識はともあれ、外から見た両者の関係を分かりやすく表現すると「有名犬−有名人」である。で、もちろん今はそんなヤツはいないけれど、近未来(死語)にネットにプレイヤーがさらに溢れてきたとき、先に挙げたエントリのような梅田氏のコメントを見て「きゃー梅田さんだ!『ウェブ進化論』読みましたサイン下さい3冊!」(台詞は適当なのでクオリティはお気になさらずに)みたいなコメントを入れて自分のブログからトラバまで打つ梅田グルーピーが出てきたとしたらどうなるかなと妄想するわけですが。

  • 「有名人(犬)−有名人(犬)」の2.0的な魅力は成立しにくくなる

単に多数の人にウォッチされてるだけでもプレッシャーがあるのに、ウォッチできない人が手を入れてきてクオリティ落とされたらもう悪夢ですね、と。でも中傷したわけでもないプレイヤーにご退場願えるかというと、またそれは基準が難しい。

  • 「有名人(犬)−庶民(ただの犬)」の2.0的な関係も微妙

きっとそこには梅田グルーピーのコミュニティもあるでしょうし(すでにmixiには岡田有花コミュニティなんてもんがあるらしいし)、「アンタ梅田さんに迷惑かけたわね」(台詞は適当(ry)みたいなコミュニティ内ゲバも進化してくると思うわけです。先輩より先に「My Life Between Silicon Valley and Japan」にトラバ打ったらいじめられるとか、記事への言及が曖昧だと袋叩きにされるとかならまだいい(そうか?)と思うんですが、コミュニティ内通貨を剥奪されるとか何かもっと痛い刑罰が待ってるのでは。うかつにトラバも打てません。

現状でこうしたトラブルが起こった場合、トラブルメーカーが「回線切る」意味で退場することでケリがついてるわけですが、今以上にネットから足を洗いにくい状況ができてくるとすると、本来のコミュニティを追われたトラブルメーカーは別のサービスに支持者を連れて移り、「たくさんの人に支えられて梅田ファンを続けられることになりました」(台詞(ry)とか言って退場しないんだな、きっと。

  • 不満の捨て場として「陰口2.0」が必要かも

ウェブコミュニティから脱出したい難民とか、圧力に敏感でその手のトラブルに巻き込まれたくない人にとっては2chなんかだとまだ陰口の場としてオープン過ぎる気がするので、「陰口専用のSNS」とか必要かモナー、とか仕様を考えてみたくなったり。
また何か考えついたら遡及して書き直しますが、今日はこのへんで。